" Think and Act "

美唄商工会議所青年部
 会 長 佐藤 直幸

<基本方針>
 私が2000年の門脇会長からバッチをいただき、早や9年の歴史が経とうとしております。
 その歴史の中にはOBの大先輩をはじめ多くの皆様より御指導を賜り、この度第13代美唄商工会議所青年部会長を拝命し、身に余る光栄と共に身の引き締まる重責の思いでございます。
 この間には、皆様もご承知のとおり原油高、サブプライムローン、米国経済の失速をはじめ世界的に金融不和に追い込まれ、大手企業の雇用減少から失業者の増大、道内では続々と企業の倒産が後を絶たない状況の中、我々中小企業の経営環境が益々悪化しているところであります。
 そんな厳しい先行きの見えない時代へと向っているところではありますが、誰もが指をくわえて待っていても何も変わらない、もっと後退するだけだと戸惑っている事と思います。
 それには美唄の皆が自ら行動し、変えなければ現状から打破することはけして出来ないということです。
 今この時期は皆が真剣に考える時をくれたのだと私は思っております。
 だからこそもっと自分一人だけではなく、多くの人達と今自分達の立っている足元をしっかりと見極め、何が出来るか、何をしなければいけないかを考え、けして下り坂だけではなく、坂があれば必ず昇る山もあります。
 本当のチャンスというものは、ピンチになった時にこそ真のチャンスが生まれ、そのピンチに立ち向かい、行動した者のみに勝ち取る権利を与えてくれると私は信じております。
 今年のスローガンである「Think and Act」考えそして行動を合言葉に、本年我々青年部は第一に自らを元気に、第二に自社企業を元気に、そして第三に故郷美唄を元気にし、更に地域発展のため自ら青年部一人一人の汗と知恵を絞り考え、個人一人でなく一丸となった行動をしなければならないと考えます。
 厳しい言葉かもしれませんが行動なき者にはけして得るものは生まれません。
 昨年まで地域発展のため、陸上自衛隊美唄駐屯地や専修大学北海道短期大学の皆様とともに交流を図ってまいりました。
 本年も横のつながりを常に大切にし、継続して行きたいと思っております。更に本年は美唄を元気にするためにも、基幹産業でもあります農業との関わりを強くし、多くのネットワークを活かした中で、循環型社会の元気な街作りを目指して行きたいと思います。
 そして昨年より美唄市の財政健全化計画が進められておりますが、行政だけに任せるのではなく、美唄市民が責任をもって、自ら美唄市の経済危機を克服するために本年特別委員会として、財政健全化検討会議を作り、行政と一丸となって子供達が故郷に残りたくなる街作りを目指してしていく事が、我々青年部として課せられた使命であり、本年一年間商工会議所をはじめ、OB諸兄、行政、各関係諸団体、市民の皆様の絶大なるご理解と、お力添えを借り活動を進めてまいりたいと思っておりますので、 本当に厳しい時代の一年間ではありますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。