<基本方針>

笑顔は元気の力(エガオノチカラ)

美唄商工会議所青年部
 会 長 米森 正仁

 早いもので私が、青年部に入会させて頂き、10年の時が過ぎようとしております。
 その時の流れの中で、YEGのOB諸兄を始め、多くの市民の方々や地域の団体の皆様から、多くのご指導を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
 世界経済を見ると、これまで堅調な消費で世界の経済成長をけん引してきた米国において発生したサブプライム問題は、2008 年9 月のリーマンショックを経て、世界を巻き込む金融危機へと発展し、各国・地域の実体経済に波及することで世界的な経済危機(世界同時不況)へと発展しつつあります。このことは私たちが住む日本にも大きな影響を受けているところでございます。そして、今年も未曾有の不況の影響を大きく受け、決定的な打開策が見いだせないことから閉塞感が漂い、いわば諦めムードが蔓延しつつある中に於いて、地域の元気(笑顔)を取り戻すために、私が第14代美唄商工会議所青年部の会長としての任を受けたことは、誠に身の引き締まる思いであります。
 さて、私は今まで、社会の求める青年部とはどのようなことなのか常に自問自答しながら活動をしてきました。まちづくりや人づくりの理念は不変ではありますが、その手法は時代時代において大きく異なるという事も活動を通じ学んできました。
 産業構造が変化している現在、的確な手法を用いて時代のニーズにこおう呼応した活動をすることが大切と考えます。
 今の時代、地域が求めるリーダー像とは「みんなで協力し合い組織全体を早く目標に到達させる事の出来る人」すなわち人の意見を聞くことが出来、解決に向かって汗がかける人であると思います。そして、そのリーダーを多く創ることが地域や組織の活性化に繋がると信じております。
 今まで青年部は、会員自身の資質の向上と地域の発展のために、様々な事業を積み重ねて参りました。そしてその事業の一つ一つの積み重ねこそが、私たち美唄商工会議所青年部の歴史であり財産であると考えています。
 今年度のスローガンを「笑顔は元気の力」と掲げ、「笑顔で自社企業を元気にしよう!」・「笑顔で地域を元気にしよう!」・「自らの笑顔で互いに幸せになろう!」の3つの合い言葉をもって美唄YEGの活動を進めて参ります。
 人の表情は、個性ですが、人は明るく元気な人に寄りたい、話をしてみたい、一緒に行動してみたいと思うのが自然な流れと思います。笑顔あふれる青年部活動を通じて、会員個々のスキルアップを図り、元気いっぱいの活動をしていく所存であります。
 対外的な活動としては、諸先輩達が築いてくれた、陸上自衛隊美唄駐屯地、専修大学北海道短期大学との交流を引き継ぐと共に、親会である美唄商工会議所と共に、地域資源を活かした農商工連携に取り組み、地域のネットワークを更に強固なものとするための活動を笑顔を持って行っていきたいと考えております。
 また、今年度は美唄、岩見沢、恵庭、石狩、登別、函館から多くのリーダーが集まり、意識を共有し互いに連携を図ることで活性化を目指す道央道南協議会も会長に就任致しました。美唄の枠を超えた活動も活発になるかと思いますがご協力をお願い致します。
 最後に、私は、我々青年部として課せられたミッション(使命)パッション(情熱)アクション(行動)を強く心に秘めながら、子供達のふるさとを思う郷土愛が育まれ、市民の皆様がふるさとを大好きになれるまちづくりをめざし、会員それぞれの企業が持続可能は発展を遂げられるようリーダーシップを発揮して参ります。本年一年間、商工会議所をはじめ、OB諸兄、関係諸団体、市民の皆様のご理解と協力を頂きますよう宜しくお願い申し上げます。